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記者会見

<記者会見>
全国特定郵便局長会 平成19年度事業計画を公表

自ら新しい時代を切り拓く気概を

 平成19年全国特定郵便局長会通常総会(広島総会)を10日後に控え、5月10日に全特の煖エ正安会長、平 勝典専務理事が日本郵政公社本社で平成19年度事業計画を事前発表するとともに記者会見に臨んだ。
 今回の総会は人事を行う総会であり、大幅な人事の交替が予測される。会長を5年務めた煖エ会長も今総会をもって退任する。高橋会長は、5年を振り返り「郵政事業の民営化という大変な激動の時代ではあったが、何とか今日を迎えることができた。総会を機に全特も新しい執行体制のもと新しい時代に向けて頑張っていく。国民・利用者の皆様から引き続き信頼される郵政事業を目指していくことを念じている」と感慨を語った。なお、開かれた全特を目指し、昨年から総会事前の記者会見を開くとともに、ホームページを立ち上げている。
 この会見に先立ち「地域と共に生きる特定郵便局」小冊子を配布し、その内容も全特オンラインにて紹介することになっている。


<平成19年度事業計画〜新時代への挑戦(要旨)>

基本スタンス
 郵政事業は、本年10月に4分社化された民間会社として新たな船出をする。
 思い切った意識改革に努めながら、自ら新しい時代を切り拓く気概をもって、挑戦していく。強い団結力、進取の気性に富んだ知恵の結集を献身的に実践し、地域社会からの信頼等をベースに、これからも事業を守り発展させ、家族を含む会員の幸せを懸命に追求していく。
 以上の基本的な考えの下、本年度が歴史的にも大転換期にあることを踏まえ、全会員参加の議論を深め、誤りない方向を見出していくのである。

1. 団結の強化、組織の活性化
 活動の原点である会員同志の心のかよった強い団結を再認識しつつ、強い信頼関係を基盤にした新しい時代に耐えうる組織の再構築を図り、更なる活性化を図る。
○集団的機能の発揮
○リーダーシップの発揮
○中堅・若手会員の活動強化

2. 民営郵便局としての新たなスタート
 民営郵便局の新たなスタートにあたって、自らが切り拓いていくという意識と心意気をもって取り組みを強化する。
○地域密着型郵便局の更なる発展
○新しい経営管理手法への対応
○サービス水準等の検証

3. 郵便局改革の方向
 特定郵便局の持つ最大の特性であり強みである地域密着性をはじめ、長年の歴史の中で培った知恵・知識・経験としての集団的機能を、今後の郵便局会社の経営の中に積極的に活かしていく。このことを最も重視しながら、新しい時代、新しい環境に適応した事業改革には、積極的に取り組んでいく。
○「新・郵便局ビジョン」に沿った改革
○全国ネットワークサービスの堅持
○交渉力の強化と労組との連携


― 質疑応答 ―
── 会長として5年間務められての印象について。
 次から次へといろいろな課題に直面し、目前にあるものをベストとはいかないまでも、モア・ベターにとの方向で何とかやってきた。お客様に、働く職員にご理解いただき、それから我々の仲間である特定局長が納得できる方向を目指してきた。ともすれば、時には叱責を受けたこともあった。すべて事業全体、組織全体にかかわることであり、目の前にあるものに一生懸命取り組み、後には問題を絶対残さないという解決方法を模索しながらやってきた。前向きに正直に、誠意をもって問題に当たってきたが、今思えば、あっという間の5年間だった。
── 「新・郵便局ビジョン」の評価について。
 一番評価したのは、今ある良いものを進化させていきたいという考え方であり、それが集団管理体制だったということだ。現行のままではないにしても、集団的機能が残されるなら、現場は活力を得て希望も持てるし、何とか頑張れるだろうと思った。
 定年や転勤については、今の時代に合わせた改革であり、のむべきはのみ、変えるべきは変えるとの考え方だ。定年については世の中の流れもあり、検討する要素もある。転勤については、これまでもよりよい転勤は実行してきた。これからは、普通局も一緒になることもあり、転勤も否定することなく、窓口全体を活力あるものにすることが前提だ。ただ、現在機能しているものについては存続して欲しいとの思いはある。
── 集配機能再編で無集配局化した局舎等の買い上げ等について。
 第一段階として買取りについて公社から提案があったが、第二段階として空き家補償の問題があり、公社に検討をしてもらい整理をはかった。この2つについて持主に提起し個別に検討されている段階。支社から細かい説明をしてもらい、これからとりまとめてもらう。局舎の持主個人に、この選択肢を踏まえて答えを出してもらう。
── 交渉段階では、反対したのではないか。
 反対ではなく、空き家補償に関して全く触れられていなかったということが問題であった。平成16年1月から空き家補償の問題が、そのままになっていた。これが、平成19年4月に決まったので選択肢をはっきりしてもらった。
── 補償の額は決まったのか。
 選択肢は2つある。この際売ろうという人と、局舎料が下がっても借り入れを保持して売りたくない人がいる。それぞれの条件を今回整理した。額については、個別に違うので条件を説明してもらい、各人に固めてもらっている段階である。
── 会長退任とのことだが、後任は。
 告示は締め切られたが、選挙管理委員会でやっており、総会で正式決定される。
── 生田総裁から急遽日本郵政の西川社長が総裁を兼務することになったが。
 突然だったので驚いた。ただ、一般論としては、そういうこともあるのか。つまり、指示命令系統が2つあるから1つになる必要性も理解している。我々は、どなたということなしに、前広に正直に誠意をもって曲げずにやってきたつもりである。
── 民営化した郵便局は局別の損益管理体制となるが。
 これは初めてであり、局長には若干の戸惑いもあると思う。郵便局会社とも話しているが、単に瞬間的な赤字・黒字に一喜一憂するのではなく、営業に力を出して収益を高めること、ムダな経費を節減することによりいわゆる収支率を高める努力、それが評価される。今までに単局の損益勘定は我々の段階で参考程度には出ていた。ただ、単局での評価ばかりでなく、グループとしての評価も取り入れることになっている。その辺を精査してやってもらいたい。
── 今後、普通局の全特加入はあるのか。
 いま、議論段階だ。郵便局の数からいえば圧倒的に特定局が多い。一緒にやろうということにおおよそのコンセンサスはできている。
── 今回の総会で来賓は。また国会議員は。
 菅総務大臣と西川社長。長谷川憲正議員は全特顧問として出席する。
 参議院選挙の直前であり、現職公務員としての最後の総会なので粛々とやりたいという会員からの声もあり、今回は政党に所属している先生方の出席はご遠慮いただいた。
── 全特として今回の参議院選挙で応援する政党は。
 全特として特段の方針は決めていない。一人ひとりが決めるべきこと。
── 来年以降の総会は。
 その議論になっていない。全特のネーミングをどうするか等を含め今後議論していくことになっている。
── 名称を含め任意団体のままか、管理職組合を作るのか、組織をどうするのか
 それを含めて、今後議論していきたい。

記者会見模様(会見冒頭挨拶する煖エ会長、隣は平専務理事)