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郵便局長のことば

全国郵便局長会副会長 九州地方会会長
全国郵便局長会副会長
九州地方会会長

(大分・日田光岡郵便局)
武内 啓太郎
「未来を信じて 今を共にがんばりましょう!」



 日々の仕事に忙殺される中にあって、ふと原点に返り、これからの郵便局のあり方について考えてみると、今こそ、今までの長い歴史の中で脈々と受け継ぎ培ってきた地縁性、そこから生まれた信頼・信用、そして営業力という、かけがえのない財産を武器に、大いに地域に役立つ郵便局をアピールできる最大の機会であると受け止め、それを大いに活用すべきではないかと思います。
 地域に住み、地域の人たちと同じ目線で、住み良い環境を目指して一緒に汗を流してこそ、連帯感が生まれ、それが信頼関係に繋がるものと信じます。創業の理念をしっかり受け継ぎながら、地域に密着する郵便局が、本当に地域の皆さまから求められるような形で発展していくための、大きなうねりを共に起こしていこうと考えています。
 「民営化でサービスがよくなる」という、どなたかの発言とは全く相反する現実が、今日すでに検証されつつあります。各方面から指摘があるように、サービスダウンが生じているのは、万人が認めているところです。これらの実態や、アンケートをベースとした私たちの「要望書」を受けて、様々な阻害要因を徹底的に取り除くという「宣言」が郵便局会社から発出され、事態改善に積極的に取り組もうということになったのは、現場を預かる私たちにとって大きな前進と言えるでしょう。
 私は、これからもいろいろな角度から、郵便局が社会にとっても私たちにとっても、よりよい形であり続けるよう、また郵便局という存在が地域において必要不可欠であることを浸透させるために、精一杯、できる限りの努力はしていこうと決めておりますが、私たちだけの力ではどうにも乗り越えられない場面に遭遇したとき、最終的には、国政の場に調整を委ねるより術がありません。
 今、政治の場でも、民営化後の検証、民営化の見直しに向けた取り組み、国会審議を通じての実態解明と問題点の是正等々、私たちにとって、期待の持てる様々な動きが始まっています。岩は今まさに動き出そうとしています。次は世論と一体になって、岩を大きく動かす原動力になるのが、私たちに課せられた大きな使命であると思っています。
 私たちは郵政の民営化に伴って政治的自由を得ました。この政治的自由をより実り多いものにしようと、新しい政治団体「郵政政策研究会」が発足し、オール郵政で積極的に取り組み、その中核として我々局長が責任を持って前面に立ち、関連団体とも連携を図り、国民のみなさまのご支持を得て、ウイングを拡げながら、お客さまサービスを充実する活動に繋がるよう取り組んでいかなければならないと考えています。地方においても、しっかりとした体制を整えつつあります。局長や社員の皆さん方の、このような取り組みの様子を耳にするにつけ、私自身もへこたれてなるものか、私の背中を2万人の局長と国民の皆さまが押してくれているのだという思いに、どれほど勇気づけられているかわかりません。
 私たちは、今までいかなる困難、どのような変革に遭遇したときも、強い団結の力でこれを乗り切ってきました。この歴史的大変換期にあっても、私たちのパワーの源である強い団結力を堅持し、将来に向けてこれを再認識しなければなりません。
 使い古された言葉ではありますが、「一人ひとりの力は小さくとも全国二万人の局長の力を結集すれば大きな力になる」ことは間違いありません。
 どんなに時代が変わっても団結を強める努力を惜しんではなりません。そして私たちの仕事が、社会から求められ役に立っているのだ、という自信と自負を持って進んでいきたいと思います。
 今、私たちが直面している辛い体験も明るく元気いっぱい、やりがいのある仕事ができ、お客さまに役立つ郵便局の再生のための試練と受け止め、前を向いて、元気を出してやっていこうと考えています。
 「未来を信じて 今を共にがんばりましょう!」